自然素材を使った 豊かで美しい住空間づくり
野﨑工務店
受け継がれる技術
自然素材は一つとして同じものはありません。木材も一本一本、性質が違います。
それぞれ個性の違った何千何万という数の木材を大工が手で加工し組み合わせて家をつくるのですから大変な事です。
しかし現代は大変便利になりました。その大変な木材の加工を全部、工場で加工してくれるのです。
コンピュータ管理された機械に木材を次々に入れるだけで家の骨組みとなる加工された木材があっという間に出来上がるのです。これは職人不足の現代にとっては、とても有意義なことです。しかも寸法の誤差もなく均一に加工され、誰が建ててもきちんと家が建つのですから素晴らしい事です。
しかし、実はさらにその一つ上の建て方があるのです。それは簡単なことで昔から受け継がれてきた技術できちんと大工の手で加工するだけなのです。
先にも述べたように木材は一本一本、性質が違います。曲がり、強度、育った環境、樹種、乾燥具合などの個性をそれぞれに読み取り組合せることで丈夫でしっかりした骨組みが出来上がります。
さらに木は乾燥や吸湿を繰り返し寸法がたえず変化します。木目の違いでも寸法変化があるのでさらに複雑です。はじめに寸法通りに加工されているだけではなく、将来の変化を見越して加工する必要があるのです。
そのためにはやはり職人の手で一本一本加工する事が必要になってきます。
それでは職人が手加工すればそれで丈夫な家が建つかというと、そのような簡単な問題でもないのです。
なぜなら将来の変化を読み取り、木の癖を正確に把握し、不揃いの木を組み合わせしっかり組み上げる為には、確かな技術と感性が必要で、それを習得するには、つくり手として日々真剣に物づくりに取り組む事によってしか得る事ができないからです。一見、簡単そうだけれど、それが一番難しい事なのです。
それから内装の仕上げにも技術の差が出てきます。よく研がれたカンナで仕上げられた木材の艶は周りの景色が映り込むほどです。さらに水も弾き余計な水分を入れないので、家の寿命も延び、汚れにも強くなります。
このような職人の想いが込められて建てられた家は、住む人にも大事にされ愛されることになり結果、長寿命で質の高い家となるのです。
野﨑工務店では、いい家とは何か? 心が豊かになれる空間とは?と常に考え、真剣に家づくりに向き合い取り組む事で、質の高い本当の家づくりをしています。